実務の現場で実際によく起きる判断をもとに整理しています。
ホームページを放置するとどうなる?更新しない企業サイトに起こる3つの問題と解決策
企業のWebサイトは、もはや「名刺代わり」の存在ではありません。採用、営業、ブランディング、そして信頼構築において重要な役割を果たします。しかし、リニューアル後にほとんど手を加えられず、何年も放置されたままのホームページが数多く存在します。
「特に不具合もないし、デザインもまだ古くないから更新の必要はない」
そう思っていませんか?
しかし、ホームページを放置することには大きなリスクが伴います。この記事では、更新を怠った企業サイトに起こりうる3つの問題と、その対策方法について具体的に解説します。
目次
検索順位が下がる|SEOパフォーマンスの低下
コンテンツが古くなるとGoogle評価が下がる
Googleは、検索順位を決定する際に「情報の新しさ(フレッシュネス)」を重要な要素としています。たとえば以下のようなケースでは、放置されたサイトはSEOで不利になります。
- 3年前に書かれたサービス紹介ページが一切更新されていない
- ブログが2年前から止まっている
- お知らせ欄に「2019年夏季休業のお知らせ」が最後の投稿
Googleのアルゴリズムは、更新が止まったサイト=価値の低いサイトと判断する傾向があります。
リンク切れやエラーが検索エンジンに悪影響
ホームページ内のリンクが切れていたり、画像が表示されなかったりすると、Googleは「ユーザーに不便を与えるサイト」と認識します。これはSEO評価の大幅なマイナス要素になります。
競合に順位を奪われる
競合他社がコンテンツを定期的に更新していれば、あなたのサイトはどんどん検索順位を下げてしまう可能性があります。検索順位が落ちれば、当然アクセスも減り、集客にも悪影響を及ぼします。
【対策】定期的なSEO視点での更新を行う
- 月1回は既存コンテンツを見直し
- 3ヶ月に1回はGoogleサーチコンソールで順位確認
- 検索ボリュームを再調査して、ユーザーの検索意図に合わせたリライトを行う
Web周りの運用を全面サポート
信頼性が低下する|ユーザー離脱と企業イメージ悪化

「この会社、大丈夫?」と疑われる
以下のような古い情報が残っていると、訪問者に不信感を与えてしまいます。
- スタッフ紹介に退職者が掲載されたまま
- 「最新のお知らせ」が5年前
- 事業内容が実態と異なる
古い情報=メンテナンスされていないサイトと判断され、「この会社に仕事を頼んで大丈夫かな…」と不安を与えてしまいます。
採用にも悪影響
求職者も企業のホームページをしっかりチェックしています。会社の魅力や働く人の姿がまったく更新されていないと、応募者離れにつながる恐れがあります。
SNSやメディアとの整合性が取れなくなる
SNSやプレスリリースでは最新情報を出しているのに、公式サイトが古いままだと、ブランディングに一貫性がなくなり、信頼性が損なわれます。
【対策】企業の変化に合わせた「定期メンテナンス」
- 半年に1回のコンテンツ見直しルールを設ける
- スタッフ紹介、事業紹介、事例、お知らせの更新は運用マニュアル化
- CMS(WordPressなど)で簡単に更新できる体制を整備
機能的・技術的なリスクが増大する|セキュリティ・UI・運用の問題
CMSやプラグインの脆弱性を放置している
WordPressなどのCMSを使用している場合、定期的なバージョンアップやセキュリティパッチの適用が必須です。更新を怠ると、以下のような被害が起きる可能性があります。
- サイトの乗っ取り
- フィッシングサイトに書き換え
- ユーザーデータの流出
特に古いプラグインがセキュリティホールになっているケースは多く、企業の信用問題にも発展しかねません。
モバイル対応や表示速度が時代遅れに
数年前に構築されたサイトは、現在のスマホサイズや通信環境に最適化されていないケースがあります。
- レスポンシブ対応が不十分
- 画像が大きすぎてページ表示が遅い
- コアウェブバイタルのスコアが悪い
これらはすべて検索順位の低下・離脱率の増加につながります。
運用・分析ができない古い仕様
- Googleアナリティクスが旧バージョンのまま(GA4未導入)
- 計測タグが正しく動いていない
- 問い合わせフォームにスパムが多発
など、**運用における「見えない損失」**も深刻です。
【対策】技術アップデートとUI改善を定期的に実施
- 年に1回は技術面の総点検
- ページ表示速度・セキュリティ・モバイル表示を専門業者にチェック依頼
- GA4、GTM、reCAPTCHA v3 などを導入して、運用・分析体制を強化
ホームページを「放置しない」運用体制の作り方
社内に担当者を設ける or 外部委託でプロに任せる
多くの中小企業では、「誰が更新すべきか」が曖昧で放置されがちです。下記いずれかの方法で、明確な管理体制を構築しましょう。
- 社内担当者に更新ルールを定着させる(更新マニュアル・社内勉強会)
- 外部の制作会社・運用代行業者に保守契約を依頼する(保守+軽微修正)
更新しやすいCMSや設計を採用
運用しやすいホームページであることも重要です。
- WordPressなどのCMSにして更新を簡略化
- 固定ページだけでなく「お知らせ」や「事例紹介」などをブログ形式に
- 投稿するだけでデザインが崩れない設計
まとめ|ホームページは「資産」。更新して育てる時代へ
ホームページは作ったら終わりではなく、「育て続ける資産」です。放置することで機会損失だけでなく、企業の信頼や収益にも大きな悪影響を与える可能性があります。
- SEO評価の低下 → アクセス減
- 情報の陳腐化 → 信用失墜
- 技術の陳腐化 → セキュリティリスクや機能障害
今すぐ、自社ホームページの棚卸しをしましょう。
Web周りの運用を全面サポート
この記事の内容を前提に、
実務レベルでどう整理すべきかの相談もお受けしています。