ランディングページの最適化テクニック
ランディングページは自社サイトを訪れた人向けに、より高いコンバージョンに繋げるために行うものです。そのコンバージョンを最大化するための改善方法として”最適化”があります。ランディングページを見た人が、商品やサービスに対して興味を持ってもらえるような工夫をすること。ランディングページの最適化で覚えておきたいテクニックを紹介します。
目次
ランディングページに最適化が必要な理由
ランディングページ最適化=LPO(Landing Page Optimization)は、ユーザーが検索エンジンから最初に訪れるページを改善する目的があります。「商品名 購入」や「サービス名 申し込み」で検索してきたユーザーに対して、すぐに「申し込み」「購入」のボタンが見つからないと、検索ページに戻ってしまい申し込みに繋がらなくなってしまいます。ランディングページを改善することで、商品の購入や資料請求などのゴール(目的)まで、適切に誘導できるようになります。ランディングページからコンバージョンを上げるためにも、いかに最適化が必要なのかがわかると思います。
ランディングページ最適化の手順
ランディングページ最適化は、ただデザインを変更することだけではありません。具体的にどのような手順で行うべきなのか、そのために覚えておきたい3つのSTEPを紹介します。
現状の問題を明確にする
ランディングページ最適化を行ううえで、まずは現状の問題と改善点を把握する必要があります。アクセス解析やコンバージョン率、流入の多いWEBページ、流入の多い検索キーワードなど、まずは分析に時間をかけるようにしてください。状況が把握できれば、あとは課題を洗い出し必要な施策を考える事ができます。実際にランディングページに誘導しているユーザー層と、ターゲットが一致していないときは、ペルソナから見直しましょう。
必要な施策を行うようにする
課題に対して、解決するための施策を考えます。どうしたらコンバージョン率を高めることができるのか、導線が機能していない可能性も考えられます。流入経路を調べてみると、複数の検索ワードが出てくる場合もあります。ユーザーニーズの違いもあるからこそ、複数のランディングページを作り誘導できるようになれば、離脱率を下げることにも繋がります。ランディングページのファーストビューから見直すのもいいと思います。
効果測定を行い改善したか確認する
ランディングページの最適化では、効果測定を行いPDCAを回すことも必要になります。数値にどのような変化が起きているのか、モニタリングをしておくといいでしょう。データを記録として残しておきます。施策を行いコンバージョンの数字に改善が見られれば、仮説が正しい事がわかると思います。ただ、すぐに結果が出る者ばかりではありません。ランディングページの最適化をしても改善されないときは、別の施策を考えましょう。
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OSIEのサービスランディングページの最適化のテクニック
ランディングページの最適化を行ううえで、覚えておくべきテクニックを紹介します。
スマホの最適化を行う
ランディングページの最適化を進めるのであれば、スマホの閲覧に合わせる方法もあります。Google検索のうち半分以上はモバイル検索が占めているといわれています。パソコンにしか対応していないランディングページだと、ユーザーの直帰率を高めてしまいます。実際にスマホ向けのサイトにすると5倍もの直帰率の違いがあるといわれています。モバイル対策も適切に行い進めていくことで、コンバージョン率を上げることにも繋がります。
わかりやすいデザインにする
ユーザーの立場になったときに入力で迷う事のないように、わかりやすいデザインを意識するようにしましょう。どこにボタンがあるのかわからないと、ユーザーにとっても不便さを感じますし、せっかく購買意欲を持っていたのに諦めてしまう可能性もあります。ボタンは、ファーストビューや真ん中、最後の3箇所には必ず設置すること。
いかにユーザーにストレスを感じさせることなく入力できるかどうかです。例えばボタンはあちこちに設置しておくのもいいですし、フォームにはあらかじめ入力例を記載しておくと安心です。必須項目の色やマークをつけてわかりやすくするなど、一目見て判断できるようにしておくのも、ランディングページの最適化のポイントになります。
ファーストビューを改善する
パソコンやスマホなどのデバイスではじめて視聴する情報のことを、ファーストビューといいます。ランディングページのファーストビューで直帰してしまう割合は、全体の8割ともいわれています。リンクの内容とリンク先のファーストビューの整合性が低いと直帰率が高くなってしまいます。いかに興味を持ってもらえるかを考えたときに、ファーストビューが重要な役割を担っていることがわかるのではないでしょうか。ファーストビューで興味を持ってもらえないと、その先をスクロールして閲覧してくれる可能性が低くなります。
キャッチコピーを改善する
ユーザーにとっても重要なキャッチコピーそのものを見直す必要も考えられます。商品やサービスの特徴ばかりを並べてしまい、メリットが伝わらないこともあります。伝わらないキャッチコピーになっていないか、かっこつけた文章よりもメリットが伝わる文章のほうが、ランディングページの最適化に繋がります。一度たくさんのキャッチコピーを作ってみたうえで、そのなかで欲しい情報が伝えられているものを選ぶようにしましょう。
まとめ
ランディングページの最適化は、ユーザー目線になって考える必要があります。まずは今の状況を確認し課題を明確にしたうえで、必要な施策を行うようにしていきましょう。伝わりにくい内容の表示や、導線が明確ではないランディングページだとせっかくユーザーが訪れたとしてもその後の行動に繋がりません。ボタンのデザインを変えて目立ちやすく、わかりやすくしてみるのもいいと思います。必要な施策を行えるように、ランディングページの最適化を進めていくようにしてください。
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