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動画制作の相場はいくら?費用の内訳・尺別の料金・依頼先別の違いを解説

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「動画を作りたいが、そもそも予算をいくら見ておけばいいのか分からない」
「相場を調べたら、10万円と書いてある記事と300万円と書いてある記事が両方出てきた」
「見積もりをもらったが、この金額が高いのか安いのか判断できない」

動画制作の費用でつまずくのは、担当者の勉強不足のせいではありません。

動画制作の相場が分かりにくいのは、金額の幅が広いからではなく、「同じ言葉で違う商品を指している」からです。

制作会社が出している相場表は、どれも正しい数字です。ただし、その会社が普段どんな動画を作っているかによって、示される金額は数倍変わります。1本10万円も1本300万円も、どちらも嘘ではありません。

本記事ではまず、相場が10万円から300万円まで開く理由と、金額を左右する3つの費用、尺別と目的別の相場を整理します。そのうえで、依頼先ごとの違い、費用を抑える5つの方法、相場表に載らない「使う費用」と失敗例を解説します。最後に、見積もりを取る前に決める3ステップにまとめます。

専門用語はできるだけ噛み砕いてお伝えします。読み終える頃には、「自社の場合はいくらを見ておけばいいか」と「見積書のどこを見れば妥当性が分かるか」がはっきりしているはずです。

目次

動画制作の相場が10万円から300万円まで開く理由

相場を調べるほど分からなくなるのは、3つの理由が重なっているからです。

理由①|「制作」と「編集」が同じ言葉で語られている

検索して出てくる金額には、性質のまったく違う2種類が混ざっています。

呼び方含まれる作業1本あたりの目安
動画編集すでにある素材のカット・テロップ・BGM3,000円〜15万円
動画制作企画・構成・撮影・編集・音声調整まで一式20万円〜300万円

撮影があるかどうかで、金額の桁が変わります。検索で見かける「1本10万円」といった安い相場は、たいてい素材を発注側が用意する編集だけの金額です。企業が会社紹介や採用の動画を外注する場合は、ほぼ「動画制作」の側になります。上限の300万円に届くのは、複数拠点での撮影やドラマ仕立ての演出、3DCGを使う場合です。

理由②|相場を出している会社ごとに、標準の価格帯が違う

相場記事を書いているのは動画制作会社です。当然ながら、自社が普段受けている規模の金額が基準になります。

実際に複数社の公開情報を見比べると、同じ「採用動画」で30万円からと案内する会社もあれば、150万円からと案内する会社もありました。前者は撮影1日でインタビューを中心に構成する前提、後者は企画から演出まで作り込む前提です。相場表を読むときは、金額よりも「その金額で何をする前提か」を先に確認してください。

理由③|同じ「3分の動画」でも作業量が別物

動画の費用は、尺ではなく作業量で決まります。3分の動画でも、1日で撮り終えてテロップを入れるだけのものと、複数拠点で撮影して3DCGを使うものでは、関わる人数も日数もまったく違います。

動画制作の見積もりは、映像の長さではなく「何人が何日動くか」の合計です。この原則を持っておくと、金額の理由が読めるようになります。

動画制作の相場を左右する3つの費用

どの制作会社の見積書も、大きくは3つの費用に分かれています。合計金額だけを見比べても差は分かりませんが、この3つに分けると比較できるようになります。以下は企画から撮影・編集まで任せる場合の目安です。

費用①|企画費(10万円〜50万円)

誰に何を伝える動画にするかを決め、構成と台本に落とす工程です。ディレクションの費用もここに含まれます。

項目目安内容
企画・構成5万円〜30万円目的整理・ターゲット設定・シナリオ作成
ディレクション制作費全体の1割前後進行管理・現場指揮・修正調整
絵コンテ3万円〜15万円カット割りの可視化

安い見積もりで最初に削られるのは、ほぼ例外なくこの企画費です。企画がない動画は、素材としては成立していても「何を伝えたいのか分からない映像」になりがちです。

費用②|撮影費(15万円〜150万円)

撮影当日に動く人と物にかかる費用です。撮影日数がそのまま金額に跳ね返る部分でもあります。

項目目安内容
スタッフ人件費10万円〜50万円カメラマン・照明・音声
機材費5万円〜50万円カメラ・照明機材・ドローンなど
スタジオ・ロケ地5万円〜40万円使用料。自社内で撮れば不要
キャスティング5万円〜50万円出演者の手配。社員が出演すれば不要
移動・宿泊・車両5万円〜30万円撮影地が遠い場合に発生

※すべてが発生するわけではありません。社内で撮り社員が出演する構成なら、かかるのは人件費と機材費だけです。

費用③|編集費(5万円〜100万円)

撮影した素材を1本の動画に仕上げる工程です。テロップやアニメーション、ナレーション、BGMの調整まで含みます。

3DCGやオリジナルのイラストを使うと、ここが大きく膨らみます。逆に、実写素材をつないでテロップを載せる構成であれば、費用は抑えられます。

【尺別】動画制作の相場早見表

まず、企画から撮影・編集まで任せる場合の目安です。インタビュー中心など企画が軽い構成であれば、これより下に収まることもあります(目的別の相場は次の章で扱います)。

費用の目安主な用途
15秒〜30秒15万円〜60万円SNS広告・ショート動画・店頭サイネージ
1分前後30万円〜100万円サービス紹介・Web広告・トップページ用
3分前後30万円〜120万円会社紹介・採用・商品説明
5分前後50万円〜150万円採用・事例紹介・ブランディング
10分以上30万円〜150万円マニュアル・研修・セミナー収録

※撮影を伴わず、支給された素材の編集だけを頼む場合は、この表より大きく下がります(尺④で扱います)。

尺①|15秒から1分(SNS・ショート動画)

短いから安い、とはなりません。短尺は「削る作業」に手間がかかるため、1分の動画が3分の動画の3分の1の値段になることはまずありません。15秒に収めるには、伝える要素を1つに絞り込む企画力が必要になるからです。

同じ短尺でも中身で段階が分かれます。15秒から30秒なら、撮影1日でテロップとBGMを載せるシンプルな構成で15万円から30万円あたり。アニメーションや特殊効果を入れると50万円を超えてきます。

ショート動画やSNS向けの編集だけを依頼する場合は、1本2万円から20万円程度が目安になります。継続して量産する前提なら、本数をまとめて契約するほうが単価は下がります。

尺②|3分から5分(会社紹介・採用の主流)

企業が外注する動画で最も多いのがこの長さです。撮影1日、インタビュー数名、テロップとBGMで構成するなら30万円台から80万円あたりに収まります。複数拠点での撮影やドローン、3DCGが入ると120万円を超えてきます。

尺③|10分以上(マニュアル・研修・セミナー)

長い動画は演出を作り込まないぶん、尺のわりに費用が上がりません。早見表は企画から撮影まで任せる前提の金額ですが、セミナー収録のようにカメラを据えて撮るだけの構成なら、10万円台から可能なこともあります。ただし、素材が長くなるほど編集と確認の工数は増えるため、「長い=安い」でもありません。

尺④|編集だけを頼む場合の相場

すでに撮影済みの素材がある、あるいは自社で撮影できる場合は、編集だけを外注する選択肢があります。

依頼内容目安
カット編集のみ3,000円〜5万円
テロップ・BGMの追加1万円〜5万円
10分程度の動画編集5万円〜15万円
企画・構成込みの編集5万円〜30万円

編集だけを頼む場合、素材の質がそのまま完成度になります。手ブレや音声の乱れは編集では直せないため、撮影から任せるか、撮影方法だけ相談しておくと安全です。

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【目的別】動画制作の相場一覧

目的によって必要な作業が変わるため、相場も変わります。各社が公開している目安を並べると、次の幅に収まります。尺別の早見表より上限が高いのは、拠点数や演出の作り込みで、尺とは関係なく費用が増える部分があるためです。

目的費用の目安金額が動く要因
採用動画30万円〜200万円社員インタビューの人数・拠点数・演出の作り込み
会社・店舗紹介40万円〜200万円撮影場所の数・ドローンの有無・ナレーター起用
商品・サービス紹介30万円〜150万円実写かアニメーションか・3DCGの有無
インタビュー・お客様の声20万円〜80万円撮影人数・移動の有無
セミナー・マニュアル10万円〜80万円収録時間・章分けやテロップの細かさ

このうち、依頼の多い4つを順に見ていきます。

目的①|採用動画

最も金額の開きが大きい領域です。会議室でのインタビュー中心なら30万円台から可能ですが、複数拠点で1日の流れを追い、ドラマ仕立てにすると200万円規模になります。採用動画は「作り込みの度合い」を最初に決めないと、見積もりが比較できません。

目的②|会社・店舗紹介

企業の顔として長く使うため、他の用途より予算をかける傾向があります。撮影場所が本社だけなら抑えられますが、工場や店舗を回ると撮影日数が増えて金額が上がります。

目的③|商品・サービス紹介

形のあるものは実写、形のないサービスはアニメーションで説明するのが一般的です。アニメーションはイラストの描き起こし量で費用が変わり、3DCGを使うと100万円を超えてきます。

目的④|セミナー・マニュアル

費用対効果が読みやすい領域です。研修を動画にすれば、講師の時間を毎回使わずに済みます。演出が不要なぶん、10万円台から始められる場合もあります。尺別の早見表より下限が低いのは、演出を作らない据え置き収録を含むためです。

依頼先別に見る動画制作の相場の違い

同じ内容の動画でも、どこに頼むかで金額は数倍変わります。

依頼先費用の目安向いているケース注意点
フリーランス3万円〜50万円予算重視・小回り重視品質が個人の力量に左右される
動画制作会社20万円〜200万円企画から演出まで任せたい公開後の活用は範囲外のことが多い
広告代理店100万円〜大規模なキャンペーン制作は外注のため中間費用が乗る
Web施策まで一貫で対応する会社20万円〜200万円動画を自社サイトや広告で使いたい大規模な演出は専門会社に分がある

依頼先①|フリーランス

費用を最も抑えられる選択肢です。1分の動画で1万円から10万円、5分で5万円から30万円が目安になります。企画から編集まで一人で担当するため、意思疎通が早いのも利点です。

一方で、体調不良やスケジュールの都合で進行が止まるリスクがあります。納期が決まっている案件では、代替体制があるかを確認しておくと安心です。

依頼先②|動画制作会社

企画・撮影・編集を分業で行うため、品質は安定します。演出やCGなど、映像表現そのものにこだわる場合は最有力です。1本20万円から200万円が中心帯になります。

依頼先③|広告代理店

戦略設計から媒体の手配まで任せられますが、制作自体は制作会社に外注されるため、中間の管理費が上乗せされます。テレビCMや大規模なキャンペーンでなければ、割高になりやすい選択肢です。

依頼先④|動画制作からWeb施策まで一貫で対応する会社

動画を作るだけでなく、その動画をどこに載せ、どう見てもらうかまで含めて設計する会社です。動画制作会社と同じように撮影・編集に対応しつつ、掲載先のサイトやランディングページ、SNS運用、広告配信までを同じ窓口で進められます。

動画は作った時点では成果を生みません。見られて、次の行動につながって初めて費用が回収されます。制作と掲載の窓口が分かれていると、「動画は納品されたが、載せる場所の改修が別見積もりになった」という事態が起こります。一貫で任せられる相手なら、この分断が起きません。

動画制作の相場より費用を抑える5つの方法

品質を落とさずに費用を下げる余地は、発注側にもあります。

方法①|素材を自社で用意する

商品写真、ロゴデータ、会社の資料、既存のパンフレット。使える素材を先に渡すだけで、制作側の作業時間が減ります。

方法②|社員に出演してもらう

キャスティング費は5万円から50万円かかります。社員が出演すれば、この費用がまるごと不要になります。採用動画や会社紹介では、プロの俳優より実際の社員が出るほうが伝わることも多く、費用削減と説得力を同時に得られます。

方法③|撮影を1日にまとめる

撮影は日数単位で費用が発生します。複数の動画を作る予定があるなら、同じ日にまとめて撮影すると1本あたりの単価が下がります。

方法④|表現方法を1つに絞る

実写とアニメーションと3DCGを混ぜると、それぞれの制作費が積み上がります。伝えたいことが1つなら、表現も1つで足ります。

方法⑤|発注の窓口を増やしすぎない

動画制作、掲載ページの改修、広告配信を別々の会社に頼むと、会社の数だけ打ち合わせと管理費が発生します。発注側の確認作業も社数分に増えます。すべてを1社に寄せる必要はありませんが、隣り合う工程は窓口を絞ったほうが、同じ予算で進みが速くなります。

動画制作の相場に含まれない「使う費用」

相場表に載っているのは、動画が納品されるまでの費用です。実際には、その後にも費用が発生します。

項目目安内容
掲載先の準備5万円〜50万円サイトへの埋め込み・専用ページやLPの制作
広告配信費月10万円〜SNS広告・動画広告の出稿費用
効果測定と改善月3万円〜再生数や問い合わせ数の計測・改善提案
素材の二次利用要確認契約範囲外の媒体で使う場合の追加費用

ここを見落とすと、制作費に予算を使い切ってしまい、動画を載せる場所も広めるお金も残らないという状態になります。実際、自社サイトに置いただけで再生数が伸びず、「動画は効果がなかった」と結論づけてしまうケースは珍しくありません。

動画の予算は、制作費だけでなく「作る費用と使う費用の合計」で考えてください。目安として、制作費と同じくらいの金額を掲載と配信に見ておくと、動画が動き始めます。

相場だけで動画制作会社を選んだときの失敗パターン

金額の比較だけで発注先を決めると、次のようなことが起こります。

失敗①|安さで選んで、素材の寄せ集めになる

企画費が入っていない見積もりは安く見えます。ただし、その場合は「何を伝える動画にするか」を決める工程がありません。撮った映像をつないだだけの動画になり、社内で見せた瞬間に作り直しの話が出ます。

失敗②|修正回数を確認せず、追加費用が出る

修正が無償なのは2回まで、という条件は一般的です。社内の確認が多い企業では、3回目以降の修正費が積み上がって当初の見積もりを超えることがあります。

失敗③|権利の範囲を決めず、広告に使えない

「自社サイト掲載のみ」の契約で作った動画を、後からSNS広告で配信しようとして追加費用が発生する例があります。出演者やBGMの使用許諾も同様です。使う可能性のある媒体は、契約前にすべて伝えておいてください。

失敗④|納品されたが、載せる場所がない

動画は完成したのに、自社サイトに置く場所がなくトップページの隅にリンクを貼っただけ。この状態では、どれだけよい動画でも見られません。掲載先の設計は、制作と同時に進める必要があります。

動画制作の見積もりを取る前に決める3ステップ

相場を知ったうえで、次に何をすればよいかをまとめます。

ステップ①|動画で解決したい課題を1つに絞る(今日できる)

採用の応募を増やしたいのか、商品の説明時間を短くしたいのか、商談で使いたいのか。目的が複数あると、動画は焦点を失い、費用だけが膨らみます。

ステップ②|掲載先と尺を決める(今週できる)

どこに載せるかが決まれば、必要な尺も決まります。採用サイトなら3分前後、SNS広告なら30秒以内、商談で見せるなら1分。尺と掲載先が決まっていない状態で見積もりを依頼しても、各社バラバラの前提で金額が返ってくるだけです。

ステップ③|条件を揃えて2〜3社に依頼する(今月できる)

目的・尺・掲載先・撮影場所・希望納期を書いた同じ条件書を渡して見積もりを取ります。条件が揃って初めて、金額の差が「何の差なのか」が見えます。

ここまでは社内で決められます。残るのは、その動画にいくらまでかけると回収できるのかという予算配分と、掲載先を含めた設計です。この2つは動画の中身ではなくWeb全体の話になるため、社内だけで詰めきれないことが多い部分です。

まとめ|動画制作の相場は「作る費用」ではなく「届くまでの費用」で見る

「相場を調べる」=「1本いくらかを知る」ではなく、「相場を調べる」=「自社の条件だといくらになるかを知る」ということです。

金額を左右するのは、企画費・撮影費・編集費の3つ。尺と目的で必要な作業が変わり、依頼先によって同じ内容でも数倍の差が出ます。費用を抑える方法は5つあり、そのうち多くは発注前の社内準備で実行できます。あとは、課題を1つに絞り、掲載先と尺を決め、条件を揃えて見積もりを取る。この3ステップで、比較できる数字が手に入ります。

そして相場表に載っていない「使う費用」まで含めて予算を組めるかどうかが、動画が成果につながるかどうかを分けます。

動画制作のご相談も、掲載先の設計や広告配信まで含めたご相談も、同じ窓口で承っています。「うちの目的だといくらが妥当か」の段階から、ぜひ弊社にご相談ください。

予算の正解は相場表の中ではなく、貴社が動画で何を動かしたいかの中にあります。

Webの課題、必要なところから。

Webサイト・SEO・広告・SNSなど、
課題に合わせて、実行・改善まで支援します。

この記事の内容を前提に、
実務レベルでどう整理すべきかの相談もお受けしています。

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