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新聞広告の料金はいくら?全国紙・地方紙の相場とサイズ別の費用を解説
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「新聞広告を検討したいが、料金の見当がまったくつかない」
「調べたら全面広告で数千万円と出てきて、その時点で諦めた」
「出したとして、効果があったのかどうかを何で判断すればいいのか分からない」
新聞広告が遠い存在に感じられるのは、予算が足りないからではありません。
新聞広告の料金は「1回3,985万円」から「1行2,310円」まで存在します。高いと感じるのは、たまたま上限側の金額を先に見てしまったからです。
実際、全国紙の全面広告と、地方紙の地域版に出す小さな枠とでは、同じ「新聞広告」でも金額が3桁違います。選択肢を知らないまま上限だけを見て判断すると、使える手段を1つ丸ごと失うことになります。
本記事ではまず、料金がここまで開く理由と、料金を決める4つの要素、サイズ別の早見表を整理します。そのうえで、全国紙と地方紙それぞれの実際の料金、料金を抑える5つの方法、料金表に含まれない費用と効果の測り方を解説します。最後に、出稿までの流れと締切をまとめます。
新聞業界の用語はできるだけ噛み砕いてお伝えします。読み終える頃には、「自社の予算だと、どの新聞のどの枠が現実的か」が見えているはずです。
目次
新聞広告の料金が3,985万円から2,310円まで開く理由
まず、実際に公開されている金額を並べます。どちらも同じ「新聞広告の料金」です。
| 媒体と枠 | 料金 |
|---|---|
| 朝日新聞 全国版・15段(1ページ全面) | 3,985万円 |
| 静岡新聞 東部版・全1段 | 93,500円 |
| 静岡新聞 訃報広告 | 1行2,310円 |
※静岡新聞の金額は同社が公開している広告料金表、朝日新聞の金額は新聞広告の料金を紹介する専門サイトによります(いずれも2026年8月13日確認)。広告料金は改定されるため、出稿時は必ず最新の料金表を取り寄せてください。
理由①|料金は発行部数にほぼ比例する
新聞広告の料金は、その紙面が何人に届くかで決まります。全国紙は数百万部、地方紙は数万部から数十万部。この差がそのまま金額の差になります。
全国紙が高いのは強気の価格設定だからではなく、届く人数が桁違いだからです。1人あたりの単価で見ると、地方紙が特別に安いわけではありません。
理由②|同じ新聞でも「どこまで配るか」で変わる
全国紙には、全国に配る全国版のほかに、本社ごとの支社版や地域版があります。同じ紙面でも、配るエリアを狭めれば料金は大きく下がります。
地方紙も同じで、静岡新聞には全県版のほかに中部版・西部版・東部版があり、エリアを絞るほど安くなります。商圏が限られている会社が全国版に出す必要はありません。
理由③|紙面のどこに、どれだけの大きさで出すか
新聞広告は「段」という単位で大きさを表します。1ページは15段。全面広告は15段、下半分に横長で入る広告は5段、といった数え方です。
段数が小さくなれば料金も下がり、さらに小さい「雑報」と呼ばれる枠なら数万円台から出せます。新聞広告の料金は、紙面をどれだけ買うかの面積料金だと考えると分かりやすくなります。
新聞広告の料金を決める4つの要素
見積もりを取る前に、この4つを決めておくと金額が確定します。逆にここが決まっていないと、各社から返ってくる金額を比べられません。
| 要素 | 選ぶもの | 料金への影響 |
|---|---|---|
| ①銘柄 | 全国紙・ブロック紙・地方紙・業界紙 | 最も大きい。部数に比例する |
| ②エリア | 全国版・支社版・県版・地域版 | 地域を絞るほど下がる(全国版の6分の1になる例も) |
| ③サイズ | 15段・5段・3段・雑報など | 面積に比例する |
| ④掲載面と色 | 1面・テレビ面・中面/カラーかモノクロか | 目立つ面ほど高い。カラーは別料金 |
要素①|銘柄(どの新聞に出すか)
全国紙は朝日・読売・日経・毎日・産経。地域の有力紙はブロック紙や県紙と呼ばれます。注意したいのは、全国紙の料金表を公開していない社が多いことです。各紙の広告部門か広告代理店に問い合わせて見積もりを取る形が一般的で、Web上の金額はあくまで目安として扱ってください。
要素②|エリア(どこまで配るか)
ここが最も削りやすい部分です。商圏が1つの県や市に限られているなら、その地域に配られる版だけを買えば足ります。全国に配る必要のない広告に全国分の料金を払うのは、単純に無駄です。
要素③|サイズ(何段買うか)
「まず全面広告」と考えがちですが、面積は料金に直結します。伝えたい内容が1つなら、5段でも3段でも成立します。
要素④|掲載面と色
1面や題字の下、テレビ番組表の面は読まれやすいぶん高く設定されています。カラーも別料金です。実際、熊本日日新聞ではカラー料金が7段まで多色で420,000円、一色で210,000円と定められています。
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【サイズ別】新聞広告の料金早見表

段数と枠の呼び方、そして実際の料金の目安をまとめます。
| 枠の呼び方 | 大きさ | 料金の目安 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| 全15段(全面) | 1ページ全部 | 地方紙で300万円前後〜/全国紙で数千万円 | 周年・大型キャンペーン |
| 全5段 | ページ下半分の横長 | 地方紙で100万円前後〜 | 商品告知・イベント |
| 3段 | 記事下の横長 | 地方紙で30万円台〜 | 採用・説明会告知 |
| 全1段 | ページ最下部の細い帯 | 地方紙で10万円前後〜30万円台 | 企業名の露出・小規模告知 |
| 雑報 | 記事の間の小枠・題字下など | 地方紙で3万円台〜50万円台 | 継続的な露出 |
| 訃報・案内広告 | 行単位 | 地方紙で1行2,310円〜 | お悔やみ・お知らせ |
※静岡新聞社・熊本日日新聞社が公開している広告料金表をもとにした目安です(2026年8月13日確認)。銘柄とエリアで大きく変わります。
サイズ①|段の数え方を覚えると料金表が読める
新聞の1ページは縦に15段。段数はそのまま面積を表すので、「5段=ページの3分の1」と考えれば、料金表を見たときに大きさが想像できます。
料金表でよく見る「1cm×1段」という単位は、縦1cm・横1段ぶんの広告料金です。ここに使う段数と縦幅を掛けて総額を出します。実際、熊本日日新聞の臨時広告は1cm×1段で23,000円、静岡新聞の全県版は27,500円と定められています。
サイズ②|段数が増えると1段あたりの単価は下がる
まとめて買うほど単価が下がる仕組みがあります。熊本日日新聞の記事下広告では、6ヶ月以内の契約段数に応じて1段あたりの料金が段階的に下がり、1段以上の246,000円が、100段以上では130,000円になります(同社が公開している広告料金表・2026年8月13日確認)。
1回だけ大きく出すより、小さい枠を継続して出すほうが、単価も認知の積み上がりも有利になります。
【銘柄別】全国紙の全面広告・一面広告の料金
「一面に全面広告を出すといくらか」は、新聞広告でいちばん多く調べられている疑問です。結論から言うと、全国紙の全面広告は数千万円規模になります。
銘柄①|朝日新聞の全国版
公開されている金額では、15段(1ページ全面)の全国版で3,985万円。2段の2分の1サイズでも約330万円です。全国版はこの水準ですが、大阪支社版なら半分以下、西部本社版なら6分の1程度まで下がります。
銘柄②|読売・日経・毎日・産経の考え方
これらの各紙は料金表を一般公開していないことが多く、広告部門または代理店への問い合わせが前提になります。ただし、料金がほぼ部数に比例するという原則は共通です。部数が最も多い紙は朝日新聞より高く、部数が少ない紙はそれに応じて下がる、という見方をすれば大きく外れません。
Webで見つかる各紙の金額は年度が古いことがあるため、実際の出稿では必ず最新の料金表を取り寄せてください。広告料金は改定されます。
銘柄③|一面広告と題字下という選択肢
一面は最も高い面ですが、一面そのものを全部買う必要はありません。題字(新聞名のロゴ)の下にある小さな枠は「題字下」と呼ばれ、地方紙なら10万円台から出せます(実額は次章の表に挙げています)。
毎日同じ場所に社名が載り続けることの効果は、1回の全面広告とは性質が違います。地域で名前を覚えてもらう目的なら、こちらのほうが理にかなっています。
一面広告が高いのは、新聞を手に取った人が最初に目にする面だからです。ただし、読者が新聞を読む時間はページを追うごとに分散します。一面で認知を取るか、関心の高い読者が集まる面で深く伝えるか。目的が違えば、選ぶべき面も変わります。採用の告知なら地域面、法人向けの商材なら経済面といった選び方のほうが、一面にこだわるより費用対効果が読めます。
地方紙とエリア版という現実的な選択肢
中小企業や地域の店舗にとって、実際に手が届くのはこの領域です。
| 媒体と枠 | 料金 |
|---|---|
| 静岡新聞 全県版・全1段 | 341,000円 |
| 静岡新聞 中部版・全1段 | 184,800円 |
| 静岡新聞 西部版・全1段 | 118,800円 |
| 静岡新聞 東部版・全1段 | 93,500円 |
| 静岡新聞 雑報(記事挟み) | 31,000円〜34,100円 |
| 熊本日日新聞 題字下 | 118,400円 |
選択肢①|商圏と配布エリアを重ねる
上の表のとおり、同じ静岡新聞でも全県版と東部版では3.6倍の開きがあります。自社の商圏がどの版の配布エリアと重なるかを先に確認するだけで、料金は数分の1になります。
選択肢②|地方紙は地域での信頼度が高い
地域では、全国紙より地元紙のほうが読まれている場合があります。地元紙に載っているという事実が、その地域では信頼の裏づけとして働きます。採用の募集や、地域に根ざした事業の告知では、部数の大きさより読者との近さが効きます。
地方紙は、その県の世帯にまとまって届いている媒体です。全国紙が全国で数百万部でも、1つの県に落とし込めば数万部ということもあります。「その地域で何部届くか」で比べると、地方紙のほうが商圏内の到達は多いという逆転がしばしば起こります。
選択肢③|業界紙という第三の選択肢
法人向けの事業なら、業界紙も候補になります。読者が特定の業界に絞られているため、部数は少なくても届けたい相手に届きます。料金も一般紙より抑えられることが多い領域です。
建設・食品・医療・物流など、業界ごとに専門紙があります。仕入れ先や取引先がその業界に集中しているなら、一般紙に広く出すより、業界紙の小さな枠に継続して出すほうが名前は残ります。取引先の担当者が毎週目を通す媒体に載り続けることは、営業の下地になります。
新聞広告の料金を抑える5つの方法
同じ内容を伝えるとしても、出し方の設計で金額は大きく変わります。
方法①|エリアを商圏に絞る
最も効果が大きい方法です。全国版や全県版をやめて、商圏と重なる版だけを買います。来店してもらう商売なら、車で30分の範囲に配られている版で足ります。広告費を削るのではなく、届かない人に払っていた分をやめる、という考え方です。
方法②|段数を落として回数を増やす
1回15段より、3段を5回。総額が同じでも、目に触れる機会は5倍になります。契約段数がまとまれば単価も下がるため、同じ予算でより多く出せる計算になります。
人は1回見ただけの広告を覚えていません。月に1度、同じ枠に出し続けるほうが、1回の大きな広告より記憶に残ります。予算が限られているときほど、この考え方が効きます。
方法③|モノクロで出す
要素④で触れたとおり、カラーは数十万円単位の上乗せになります。料理や商品の色そのものが訴求点でないなら、モノクロで十分に伝わります。文字を主体にした告知なら、むしろモノクロのほうが読みやすくなることもあります。
方法④|掲載日を相談する
年末年始や決算期など、広告が集中する時期は枠が埋まり、条件も硬くなります。「この週のどこかで」と幅を持たせて相談すると、調整の余地が生まれます。日付が動かせないイベント告知でなければ、この一手間で条件が変わることがあります。
方法⑤|制作物を自社で用意する
原稿のデザインを制作会社に頼めば、その費用が別途かかります。写真、ロゴデータ、伝えたいことの優先順位。この3つを自社で揃えて渡すだけで、制作の工数は減ります。既存のパンフレットやWebサイトの素材が流用できる場合も多く、まず社内にあるものを確認してください。
新聞広告の料金表に含まれない費用
料金表に載っているのは、紙面の枠を買う金額だけです。実際には次の費用が別に発生します。
| 項目 | 目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 原稿の制作費 | 数万円〜数十万円 | デザイン・コピー・写真の手配 |
| 受け皿の準備 | 5万円〜50万円 | 広告を見た人が来る専用ページやフォームの用意 |
| 効果測定の仕組み | 数万円〜 | 専用の電話番号やQRコード、計測の設定 |
| 代理店手数料 | 掲載料に含む場合と別の場合がある | 枠の手配・入稿代行 |
見落とされやすいのが2つ目です。紙面は面積が限られるため、詳しい説明や料金、事例までは載せきれません。広告を見た人が検索してたどり着く先が、情報の古いトップページのままだと、せっかくの接触がそこで止まってしまいます。
新聞広告の予算は、紙面の枠代だけでなく「見た人を受け止める側の準備」まで含めて組んでください。枠代に全額を使い切ると、反応を受け取る場所がないまま掲載日を迎えることになります。
新聞広告の料金に見合う効果を測る方法
新聞広告が敬遠される最大の理由は、金額そのものより「効果が分からないこと」です。ただし、これは設計で解決できます。
測り方①|専用の入口を1つ作る
広告からの流入だけが通る入口を用意します。専用のURL、専用のランディングページ、キャンペーン専用のページ。ここへのアクセス数が、そのまま広告からの反応数になります。
測り方②|QRコードを載せる
紙面から直接スマホへつなぐ、いちばん確実な導線です。QRコードの読み取り数と、その先のページの動きを見れば、どれだけの人が行動したかが分かります。
測り方③|専用の電話番号を用意する
紙面にだけ載せる番号を用意すれば、そこへの着信数が広告の反応数になります。年配の読者が多い媒体では、Webよりこちらのほうが実態を捉えられることもあります。
測り方④|掲載日の検索数と指名検索を見る
掲載日とその翌日に、社名やサービス名での検索がどれだけ増えたかを確認します。新聞を見た人は、その場で電話をかけるより、まず検索して会社を確かめることが増えています。この動きは、Webサイト側の数字を見れば追えます。
弊社では、新聞や駅などの媒体選定と訴求内容の整理から、広告に接触した人がたどり着くWeb側の導線設計までを一貫してお手伝いしています。認知で終わらせず、反応と行動につなげるところまでが設計の範囲です。
新聞広告の出稿までの流れと締切
最後に、実際の進め方を確認します。
| ステップ | やること | 時期の目安 |
|---|---|---|
| ①媒体と枠を決める | 銘柄・エリア・サイズ・掲載日を決定 | 掲載の1〜2ヶ月前 |
| ②枠を押さえる | 新聞社または代理店へ申し込み | 掲載の2〜4週間前 |
| ③原稿を作る | デザイン制作と社内確認 | 締切の1〜2週間前 |
| ④原稿を入稿する | データ入稿と掲載可否の確認 | 掲載の数日〜1週間前 |
| ⑤掲載・効果確認 | 紙面確認、Web側の数字を計測 | 掲載日と翌週 |
申し込み先は2つあります。新聞社の広告部門に直接連絡する方法と、広告代理店を通す方法です。1紙に1回だけ出すなら直接でも手続きは重くありませんが、複数の紙やエリアに同時に出すなら、枠の押さえと入稿をまとめられる代理店経由のほうが手間は少なくなります。
原稿には掲載基準による審査があり、表現によっては修正を求められます。締切ぎりぎりの入稿は避けて、修正の時間を見込んでおいてください。
締切そのものも媒体と枠で違います。記事下の大きな枠ほど早く締まり、雑報や案内広告は比較的直前まで受け付けることが多いため、枠を決める段階で原稿の締切日まで確認しておきます。年末年始や連休をまたぐ週は締切が前倒しになるので、その時期の掲載はさらに余裕を見てください。
また、掲載日は紙面の都合で確約できない場合があります。大きなニュースが入れば紙面構成が変わることもあるため、イベントの告知など日付が動かせない広告は、早めに枠を押さえることが前提になります。
掲載後は、実際の紙面を保存しておいてください。自社サイトの実績ページや会社案内に「◯◯新聞に掲載されました」と載せることで、広告費を一度きりの出費で終わらせずに済みます。新聞に載ったという事実そのものが、その後ずっと信頼の材料として使えます。
あわせて、掲載日の前後でWeb側の数字を記録しておきます。掲載前の1週間と掲載後の1週間を比べれば、広告が動かしたぶんが見えてきます。
まとめ|新聞広告の料金は「いくらか」ではなく「どこにいくら払うか」で決まる
「新聞広告は高い」ではなく、「新聞広告には高い出し方と、そうでない出し方がある」。
料金を決めるのは、銘柄・エリア・サイズ・掲載面の4つ。全国紙の全面広告は数千万円ですが、商圏に絞った地域版なら10万円前後、題字下や雑報なら数万円台から出せます。段数をまとめれば単価は下がり、モノクロを選べばさらに抑えられます。
そして紙面の枠代と同じくらい大切なのが、見た人を受け止めるWeb側の準備です。効果が分からない広告になるかどうかは、掲載前の設計で決まります。
媒体の選び方から、広告を見た人がたどり着く先の設計までご相談いただけます。「うちの商圏だとどの新聞のどの枠が現実的か」という段階から、お気軽にお声がけください。
紙面に出した一度の露出を、次の問い合わせまで運ぶ道をつくる。そこまでが新聞広告の仕事です。
Webの課題、必要なところから。
Webサイト・SEO・広告・SNSなど、
課題に合わせて、実行・改善まで支援します。
この記事の内容を前提に、
実務レベルでどう整理すべきかの相談もお受けしています。
