SNSマーケティングの最新トレンド
SNSを活用してマーケティングを行っている企業であれば、SNSを見て何がトレンドになっているのか常に追い続けているのではないでしょうか。トレンドから送れてしまうと、ユーザーが離れて行ってしまったり、新しいユーザーの獲得が難しくなります。とはいえ、SNSに張り付いてずっとリサーチするのも疲れますよね。この記事では、SNSマーケティングに欠かせない最新のトレンドと今後の展望について解説します。今後のトレンドを見据えて、今のうちからどういった戦略で運用していくのかを考えましょう。
ショート動画の活用
2016年にTikTokのサービス利用が開始しました。最初はダンスを踊っている10秒ほどの動画が多く投稿されていましたが、ユーザーが広がっていきビジネスとしての活用も着目され、1分程度で情報を発信するコンテンツが多く投稿されるようになりました。その影響を受け、インスタグラムはアルゴリズムの改変を行い、リール動画が優遇されるようになりました。X(旧Twitter)も動画を投稿することでインプレッションが出やすくなりました。
一方YouTubeには5分以上、長ければ1時間以上といった長尺の動画が投稿されていますが、YouTubeショートという1分以下の動画を閲覧できるフィードも用意されました。
このように、今のSNSはTikTokの影響を受け、ショート動画が主流となっています。背景としては、情報の発信者がかなり多く、SNSを見ていても次から次へと情報が出てくるので、ユーザーとしてはできるだけ短い時間で知りたい情報を得たい、というニーズが高まっていることが挙げられます。
動画は音声や画像などの様々な形式のコンテンツの中でも最も情報量が多く、1分程度という短い時間で閲覧できるので、ショート動画の需要が高まっています。これからSNSを運用していく上で、ショート動画を攻略することは必須と言えます。
マイクロインフルエンサーの台頭
今後のSNSは、マイクロインフルエンサーが活躍すると考えられています。マイクロインフルエンサーは、フォロワーは数万人程度だが専門性を持っていたり強い個性を持っているインフルエンサーを指します。
これまではYouTubeだとヒカキンのように、誰でも知っているようなインフルエンサーが応援される傾向がありましたが、今後はフォロワー数は多くはなくても、ファンを作れる時代に入っていくと予想されます。その背景には、価値観の多様化が挙げられます。Z世代はすでにSNSが普及した時代に生まれているので、子供の時から多種多様な価値観に触れています。そのため、自分と共感できる人を応援したいという想いがあり、フォロワーは多くなくても価値観レベルで共感できるインフルエンサーを探して応援する傾向があります。
これからSNSを運用していく上では、無造作にフォロワーを増やすのではなく、どの層を狙うのかを明確にし、狙った層のフォロワーが増えているかを見ていく必要があります。
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OSIEのサービスライブ配信の活用
コロナを経験し、リアルな繋がりがなくなったことを境に、オンラインで繋がるという新しい繋がり方が生まれました。そこで登場したのが、ライブ配信です。
ライブ配信はリアルタイムで配信されているため、閲覧者からのコメントに答えるなど、フォロワーと相互にやりとりできるので、まさに今画面の中にいる配信者とメッセージを通して繋がっているんだという感覚が得られます。コロナが流行し、人と対面で会えないけれども繋がりを求めてたどり着いたのがライブ配信です。すでにコロナが収束したものの、まだまだリアルだけでなくオンラインでも繋がりを求めている人は多くいます。
そうした人のニーズに応えられるのがライブ配信で、各種SNSもアルゴリズム上ライブ配信を行うアカウントを優遇しているため、SNSを運用していく上で取り入れておきたいツールです。
AIを活用したSNS運用
近年AIの発達が著しく、今後はAIに取って代わる仕事も続出し、今ある仕事がなくなるとも言われています。そんなAIを活用してSNSを運用する運用者も出てきています。
例えば画像生成AIを用いて綺麗な風景や美女の画像などを生成させ、アカウントのコンセプトに沿って画像を投稿しているアカウントや、音楽を生成するAIと、静止画に簡単な動きを付けられるAIを駆使して勉強用BGM動画を投稿しているアカウントなど、AIを活用して運用しているアカウントが増えてきています。
今のSNSはコンテンツで溢れかえっています。その中で自分の投稿を見てもらおうと思うと、質にこだわるよりも量を作って投稿することで認知を広められる、という発想でクリエイティブの制作を極力自動化しコンテンツを量産しているアカウントも増えてきました。高品質な動画を作る上でもAIがあると作業時間が短縮され他の作業にリソースを避けるので、これからはAIも活用できるよう学んでいく必要がありそうです。
新しいSNSにも着目
現在主要なSNSとして、InstagramやTikTok、X、YouTubeが挙げられますが、今後はこれらのSNS以外も主流になる可能性があります。流行ってから参入するのではなく、流行る前から目をつけて参入できると、先駆者利益を得られるので、今どんなSNSが新しくできているのかを知っておくことは非常に有益です。
たくさんある中でも今着目されているのはBeRealというSNSです。こちらはInstagramの対極にあるSNSと表現するとわかりやすいのではないでしょうか。コンセプトは日常の瞬間をランダムに撮影し共有するSNSです。Instagramは、「インスタ映え」という言葉もある通り、いかに非日常で綺麗な世界をユーザーに届けるかに焦点が置かれていました。
一方BeRealは通知が届いて2分以内に写真を投稿しなければならないため、自分を偽らず、リアルな日常生活の一部をシェアできます。キラキラしたInstagramの世界に疲れた若者がBeRealに流れてきているので、今後Z世代を中心にユーザーが増加するのではないかと着目されています。
トレンドを制する者はSNSマーケティングを制する
この記事では、SNSマーケティングの最新トレンドや今後のSNSの展望について解説しました。SNSのトレンドは、目まぐるしく変わっていきます。この前まで主流だったものがどんどん廃れていき、流行りのものが入れ替わっていきます。
SNSマーケティングを制するためには、流行りに取り残されず、常に最新トレンドを取り入れた運用を行う必要があります。今後のSNSマーケティングの展望についても解説したので、ぜひこの記事を参考に今後のSNSの運用方針を決めてみてはいかがでしょうか。
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